ハッピージャムパケットWeb版


03.5.18
「ASC・谷本光アコースティックライブ」
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HJPweb版では、最新のASC活動内容をお届けします。
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2004.6.19定例会

2004年6月定例会報告

『DCオフセット除去』

 今月最初に行なったのは、『DCオフセット除去』というテーマであるが、簡単に藤本社長より解説があり・・・と言っても良く解らず早速試聴となった。これは、千葉県流山市のHKさんからの『DCオフセット除去』処理されたCD−Rと元になったCDとの比較試聴である。まずはCDからであるが、まぁよく聴く普通の音で特に優秀録音でもなしコメントできる音でもない。次にDCオフセット除去処理されたCD−Rの音を聴く。 ―――何だこりゃ? である! 全く違い過ぎるのだ・・・。 元のCDより失った部分もあるが目立ちにくい情報が増強され?パッと聴いた感じは良いのである。低域は半オクターブ近く伸び、3次元音場再現に至っては、ストレスが解放された方向に聴こえるのだが、余りにも違い過ぎてミキシングし直してマスターを制作したようにすら聴こえる。しかしどちらがどうなのか判らず、我々の確認音源である“土と水”でDCオフセット除去処理して貰ったらどうかと提案した。 いずれにしても録音記憶に近い方が正解であり、それがどのような処理でなされたかは二の次の問題と基本的に考えているが、この音の変化には興味が尽きない。

『JBLのS4800DENTEC試聴』

 2つ目の実験はJBLのS4800の試聴であるが、エッジを黒セーム革に張替え、マグネットを再着磁している。施工後エージング5日目の音であるが、内振りでセンターの音がかぶるセッティングになっていたために問題があったので早速正面に振り直して貰い試聴を始めた。で、これが・・・・良いのだ!低音がやや腰高にはなるが、ボトムが出ていない訳ではなく、音楽の土台は厚く、ウッディーで温かな響きで、中高音のなめらかさはこれがJBL?と疑いたくなるほど突っかかってくるものが無くスムースで嫌な音1つ出さない。分解能もちゃんとしているのだがこれ見よがしなところが無く、何より音楽を楽しく聴かせるのだ。また、ホーンタイプなので音離れは申し分無く3次元音場再現も上方向への定位の伸びは若干浅いものの、前後左右は充分に広い。

エッジを交換したり再着磁をしなくても、非常に素性が良くどこに置いても最低保証レベルが高い。要するに上手く鳴ってくれる確率の高いスピーカーなのである。では個性が無いのかと言うとそうではなく、そのように鳴ると言うのがまさしく個性の塊なのだが、それにしても上手く鳴るので違和感が無いのだ。アンプも余り選ぶ傾向ではないので使い易く、大型とはいえ箱の奥行は薄いので余り邪魔にはならない。また、使いこなしの工夫をすると確実に変化を示し、またその方向も非常にリーズナブルなスピーカーだが、今日もその意を強くした試聴であった。

『上野眞樹ソロコンサートを聴く!』

 さてトリを飾るは、先日さくらぴあ小ホールで収録した上野眞樹ソロコンサート収録会の試聴である。 ここで上野眞樹氏のプロフィールをオフィシャルHPから引用させて頂く。

上野眞樹。1953年東京生まれ。

・東京芸術大学,ドイツ・ハノーバー国立音楽大学ソリスト・クラス卒業。 25年間,ドイツ各地のオーケストラのコンサートマスターを務める。

・世界的ヴァイオリニスト・指揮者であるユーディー・メニューイン卿の 「音楽家は平和の戦士」という生き方に強く共感し,世界30カ国で演奏。
2002年,広島交響楽団コンサートマスターに就任。

・オーケストラ以外にも国際交流・大学・病院・各種施設での演奏や,アフガニスタン・パレスティナ・対人地雷問題などに関連したボランティア演奏,文化講座の演奏など,ひとりでも多くの方に世界中の素晴らしい音楽を,生のヴァイオリンで聴いていただくため,クラシック音楽にとらわれない多彩なコンサート活動を展開中。

・2004年3月広響退任、NPO法人PEACEアンサンブルひろしま理事長・エリザベト音楽大学非常識講師就任。


以前、サウンドデンのウッズホールで演奏して頂いた時その穏やかで心地よい音の佇まいに、その場にいた皆が心底から驚いたものである。詳細は今度この演奏をCD−Rにして会員の皆さんに頒布する時に併せてお話しすることにする。・・・以上

2004.5.15定例会

DENTECテストリポート

今回はいろいろありまして参加人数は少なかったのですが、それだけじっくり試聴することが出来ました。以下、試聴した時の感想を誌上再現致します。

 IPT-4000A vs IPT3000 


IPT-4000A

ー試聴を終えてー

流石に余裕を持って軽々と音が出てきますね。低音も全くもたつきがなく締まっていて反応が早い。もうここまで来ると文句の付け様が無い、言うこと無しですね。

リファレンスに使っているPMCのスピーカーがしっかりコントロールされていて暴れるところがなく、先程までブーミーだった低音がしなくなる。同時に高域も低音でマスキングされることなく全域ですっきりして違和感がない。

音場がリアル、抜けが良い、鳴り方が自然、装置のあらもかなりカバーするが、しかし、カバーしきれない装置のあらは、リアルに分かるので困った物だ。

とにもかくにもストレスのない音の世界。音像・音色も非常に正確で実在感がある。装置の能力が十分に発揮されている感じ。

皆の言葉にマイナス要因はありませんね。まああるとすれば唯一価格でしょうか!?(軽く、サブシステムが組める)一般的には3000でも良いように思いますが、さてそれでは聴いてみましょうか。


IPT3000 

最初に4000Aから聴いちゃったから、こちらは癖を感じますね。低音がもたつき、良く言えばおおらかに聴こえる。3次元音場定位もやや団子状態。3000は私も使っていますが癖など無いしこんな風に聴こえる原因は、4000Aが余りにも凄過ぎるせいでしょう。―――嗚呼、なんか聴かなければ良かったぁ!

3000は従来から聴いていた音なので違和感がないのですが、4000Aがあまりにも・・・・!!!

先日3000買ったばかりで・・・・・、私にとっては酷い話である。たぶん、この3000は少し手抜きで4000Aとの差が出るように・・・・(してないと思いますが)(笑)

いいえ、いいえ、3000も決して手抜きではないことが断言できる。クリーンで素直な音場と違和感のない音色は4000Aにも優るとも劣らない。でも4000Aが表現する世界がさらにレベルの高いことは否めない・・・・・

もうこうなったら、3000以下は無しですね! 3000か! 4000Aか!!いつかは5000Aとか6000Aとか・・・(無い、無い!)装置全体の格が1枚も2枚も上がってしまいますものね。電源は!

TRC-A vs UA-1 

会長:さて今度は、TRC−AとUA−1の比較ですね。常設でTRCセッティングになっていますので早速UA−1に替えて聴きませんか?



音離れは先程のTRCと変わりませんが、定位感が曖昧になり、3次元定位が良く見渡せませんね。1つの楽器なのに音程によっては前に来たり後ろに引っ込んだり変ですね。

音場がTRCと比べて曖昧に感じ、楽器の響きが物足りなく感じます。

TRCに比べUA−1は、概観と同様、音のスケールがこじんまりした感じ。

音場というジグソーパズルがバラバラになっちゃった!―――会長!提案なんですが、TRCにはV.E.Sが敷いてあるので、同じ状態にしないとイーブンになりませんよ。UA-1もこんなもんじゃ無い筈。

 

振動処理ベース(V.E.S)

うわぁ〜V.E.Sの効果はスゴイ! UA-1が曇ったりこもったりしていたのが嘘の様に取れて透明感が増し、音場の見通しが見違えるように良くなった。まだまだTRCとの差はあるけれど、UA-1+V.E.Sは十分ありだね!

確かにVESの効果は絶大!! 音場が広がり楽器らしく鳴ってきた。

やはり振動対策は大切ですね!実感しました。抜け、余韻、楽器の定位、低音、高音、中音、バランスすべてが良くなる。今までのクセが好きな人には天敵かも(笑)

ををっ、バラバラだったパズルを6割がた組んだ感じ。枠(音場)と組みやすい部分(音像・音色)はできました。でも残るは背景部分。音像の無い空白部分(でもここのグラデがないと説得力のある音場になりませんよね)空気感みたいなモノはTRCシャーシでないと出ないのかな!

 マスタークロックXO3 vs ノーマル 

さあ、では場所を移して小試聴室に行きましょう。今度はマスタークロックの比較ですね。――いつものことながらXO3はいい音です。

すでにこの音が基準になってますね。エソテリックのルビジュームクロックジェネレータを聴いたことがありますが、変化の傾向は同じです。さらに違いがあるとしても、コストパフォーマンスでXO3に敵うもんじゃありません。あれで140万では、あきらかにコストオーバー。しかもワードシンクのケーブルで音が変わるなんて言われた日にゃあハナシになりません。

では次にノーマルを聴かせてください。 ―――切れ込みが甘いですね。基音にちゃんと音色が乗らないですし、全く団子に聴こえます。聴感上のS/N比がずいぶん違いますね。当然XO3の方が格段に良い!

ノーマルは団子状に鳴ることで、一瞬エネルギー感があるように感じられたが、よく聴いてみると細かな音に不満が残る。XO3は楽器の音色が正しく、余韻まで再現されていて不満がなくなりますね。

CDはやはりクロックの大切さを実感します。XO3にすると付帯音がとれ(少し音味が薄く聞こえがちですが)リアルです。音は高分解能になり、低歪み、微細な音も分かり、このCDの中にもこれだけの音が入っていたと驚かされます。

エネルギー感とか、音味が薄いとか言うものの意味は良く分かりますね。団子になると音がブロックで飛んでくるようなところがあり、非常に量感を感じますが、解像度が上がり分解されて整然と聴こえるようになると、音場の見通しが良くなって何でもないさらっとした音になって、そのように聴こえる時がままあります。

 

 

CMSシリーズ vs ノーマル 

これも普段からこの状態ですから、早速ノーマルに替えてください。このノーマルは、製品を購入した時の付属品ですね。違うのは解りますがどれ位違うのか興味がありますね。―――ノーマルは付帯音がスゴイ!音色も変!!これは圧倒的ですね。

ノーマルは聴いたとたん1分と持たず、もう結構です! それだけ圧倒的な違いにCMSケーブルは絶対必要。そしてCMSケーブルは音の違い以上に、コストパフォーマンスが高いお買い得なケーブルですね。

ノーマルとこれだけ差があるんですね!今回の周辺機器の中でもケーブル、これの差は大きいです。誰でも分かる差ですね。

ノーマルは新聞紙を縛るのには使ってはいけません。燃えないゴミの日に出しましょう。(^_^;  このケーブルを信号が通る中でどれだけの大切な情報が失われているかと思えば悲しくなります。CMSの磁気シールド、バラ売り始まったので早速スーパークライオ銅撚り線に被服してみましたが、効果絶倫です。




 2時間で出来た実験検証がここまででした。無駄話を出来るだけしないようにいつもになく努力したのですが、流石にDENTEC製品の全てを実験検証するなんて膨大過ぎます。とはいえ少しでも参考になれば幸いです。皆さんありがとうございました。・・・以上

2004.3〜4月定例会

定例会レポート
「実は、こんな感じで活動しています!」

 2004年に入ってすでに4回の定例会をおこなわれました。簡単ですが、その報告をしてみたいとおもいます。
 様々な、実験、検証の中で、レポートにもある『LCAudio Predator SE』の試聴や、SOUNDDENの電源トランスの集大成『IPT-4000A』試作段階での試聴もありました。(http://www.soundden.com/)


3月20日、21日の『合宿』

 

 そして3月20日、21日の『合宿』ではHJPの紙面でも「オフレコにして!」といわれる程の興味深い内容に、神戸から駆け付けた信川代表も交え、土産に舌鼓を打ちつつ、大いに盛り上がったのでした。
 明けて21日は、日々進化を続けるTJさんのお部屋にお邪魔して音楽を楽しみました。

アルテック 820A SystemとMcIntosh MC240というシステムを、CDプレーヤーSONY CDP-X5000 DentecとDAコンバーターYAL YFD18でドライブするといった、新旧が混在するシステムを巧みに鳴らし、それでもなお進化を求めるTJさんには脱帽でした。その苦難の道のりが、抱腹絶倒、時には哀愁たっぷりで書きつづらているTJさんのウェブサイト『TJ's BLOG』で詳しく紹介されています。是非とも御覧あれ!(http://www.toyoji.net/blog/)


“レクスト・ナイト・イン・ヒロシマ”


4月の定例会では御存じ、レゾナンスチップの西野正和さんをゲストにお迎えした“レクスト・ナイト・イン・ヒロシマ”。西野さんは名古屋から東京に進出。社名を『株式会社レクスト』(http://www.reqst.com/)とされレゾナンスチップにとどまらず、オーディオ製品の製造、販売から最新メディアによる原盤製作など音楽に関する様々な業務を展開されています。西野さんからも紹介されたDVDはここでマスタリングされた始めての作品で、その音質のすばらしさはあちこちで噂になってます。


「Traveling NotesCONCERT TOUR」
葉加瀬太郎(発売中)

今回は新製品のレゾナンス・スタビライザー“RS-SQUARE”を紹介していただき、レゾナンスチップの活用法を伝授していただきました。

 最初、RS-SQUAREをSACDプレーヤーの天板に載せ、次に電源スイッチにレゾナンス・チップ・スノーを、トレイ前面にレゾナンス・チップ・クライオをそれぞれ1個。この効果にすっかり満足したメンバーですが、実は、これ、レクスト推薦レゾナンス・チップ基本チューニングだったのでした!さすが!!一番ASCのメンバーを喜ばせたのは、電源ブレーカーのスイッチにレゾナンス・チップ・クライオを貼り付けた時で、音量がぐっと上がりS/Nも改善したようでした。クライオブレーカーとクライオ・チップの組み合わせはなかなかいいですよ!みなさんもお試し下さい。


『さよならtoday/矢口博康』(SACDとCDハイブリッド盤)

 今回の試聴にはレクストのレーベル『FINEQ』から発売中の高音質SACDで有名な『さよならtoday/矢口博康』(SACDとCDハイブリッド盤)を使用。めったなことでは聴くことのできない「CD層用マスターCD」も持参されてマスターCDとSACDの対決になりました。結果はそれぞれの良いところがあり、なかなか優劣がつけにくい状況に。つまり量産されたSACDでもマスターに近い音質が得られるという非常に興味深い結果になりました。
 西野さんは、とても気さくな方で、オーディオ、音楽製作の知識も豊富で、穏やかでありながら情熱的なお話はとても勉強になりました。SACDの製作は何となく敷居が高く、我々アマチュアには関係のない次元の話なのかと思いきや、対応したスタジオが少ないだけのようです。CDの製作ではいくつもの候補の中から選ぶことができるのに対し、SACDではほとんどその選択肢がないのが現状だといわれてました。『レクスト』ではSACDやDVDに対応したミキシングスタジオがあり、これからそんな声に対応していきたいという嬉しいアナウンスもありました。いつかレクストとASCのコラボレーションで「何か」が誕生してもおかしくない。そんな予感がしました。
 5月3日には神戸支部にて定例会が行われました。この模様はまたの機会に。また「神戸支部ハードな掲示板」でもレポートがアップされてます。ぜひ御覧ください。(http://www.net-asc.com/)    



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